春 旬の食べ物
○蛤(はまぐり)Clam
もうすぐひなまつりですが、ひなまつりには蛤のお吸い物が定番ですよね。
また、蛤の貝殻は同じ貝の貝殻でないとピタリと合わないことから、夫婦愛の象徴として婚礼料理に使われたりするそうです。栄養素Nutrientとしては、ビタミンB2や鉄、カルシウムVitamin B2, iron, and calciumが主で、他にも牡蠣に多く含まれていることで有名なタウリンTaurineも含まれています。
また、貝類ShellfishesにしてはコレステロールCholesterolが少ないCholesterol is a little.ので、生活習慣病の予防によいでしょう。
外食で、蛤のお吸い物を見かけることは少ないと思いますが、酒蒸しや焼き物などを見かけたらせっかくの春の食材なので堪能してくださいね。
尚、新鮮なものはお刺身で食べてもおいしいのですが、貝類Shellfishesは当たりやすいので、加熱調理してあるものの方が安心です。
○サザエTop shell
蛤Clam と同じく貝類です。貝の形は蛤とは違って巻き貝Snailになっています。サザエTop shellの料理といえば、やはり壺焼きでしょうか。サザエTop shellは栄養素では、他の貝に比べてタンパク質やカロテンProtein and caroteneが豊富です。また、肝臓の機能を高めるグリコーゲンGlycogenも豊富なので、お酒をよく飲む人にはオススメの一品です。少し身が固く消化もよくないので、胃腸が弱い人は食べすぎないようにしましょう。
○アスパラガスAsparagus
春の野菜としては有名なアスパラガスAsparagus
新陳代謝をよくしてくれるアスパラギン酸Aspartic acidが多く含まれているのが特徴で、疲労回復や美肌効果が期待できます。また、穂先の部分には蕎麦に多く含まれるルチンRutinという特殊な成分含まれていて、動脈硬化の予防に効果があります。
オススメの料理はアスパラガスAsparagusのゴマ和え。ゴマSesame seedsのビタミンEVitamin EとアスパラガスAsparagusのビタミンB2Vitamin B2の相乗効果で、より動脈硬化の予防効果が高まるでしょう。
ちなみに、アスパラガスAsparagusには、ホワイトアスパラガスWhite asparagusと、グリーンアスパラガスGreen asparagusの2種類がありますが、栽培方法が違うだけで種類は同じです。グリーンアスパラガスGreen asparagusの方が、ビタミンBVitamin B群の含有量は多いのですが、特有の成分アスパラギン酸Aspartic acidはどちらにも含まれているので、あまり気にせず食べたい方を食べたら良いでしょう。
○キャベツCabbage
最近、店頭でも見かけるキャベツCabbageの色や形が少し変わってきました。
冬のキャベツCabbage of winterは白くて厚みがあるのですが、春キャベツCabbage in springは、葉が緑で形も大きいですよね。
キャベツCabbageは、ビタミンCVitamin Cが豊富で、風邪予防、美肌、疲労回復に効果的です。
また、抗酸化作用も強く、ガン予防の可能性が非常に高い自然食品とも言われています。
他にも、キャベジンと呼ばれるビタミンUVitamin Uも豊富で、これは、胃腸薬の成分や、肝臓の解毒作用を助けるはたらきがあります。
ビタミンCやUVitamin C and Uは水に溶けやすいことと、生よりも加熱することでかさが減って量を摂りやすくなることから、スープなど加熱した上に煮汁まで食べられる調理法がオススメです。
ロールキャベツRolled cabbageはスープも肉類も一緒に摂れるので、葉が大きく柔らかい春のキャベツCabbage in springの摂り方としては理想的ですね。
○いちごStrawberry
これも、春の果物としては有名です。
店頭でも果物のイチゴだけでなく、イチゴStrawberryを使ったパンなどが「いちごフェアStrawberry fair」などと銘打ってよく並んでいますよね。イチゴStrawberryの栄養素と言えば、やはりビタミンCVitamin C。粒の大きなものだと、4~5コ食べるだけで、1日に必要なビタミンCVitamin Cが摂れると言われています。また、ビタミンCVitamin Cだけでなく食物繊維も比較的豊富なので、便秘が気になる女性には嬉しい果物です。家でイチゴStrawberryを食べるときは、ヘタをつけたまま洗うようにしましょう。ヘタをとってから洗うと水っぽくなり、せっかくのビタミンCVitamin Cも流れ出てしまいます。
旬の時期に旬のものを食べるのがいちばんおいしいですよね。
栄養価も旬が一番豊富でオススメなのです。
みなさんも食べ物で季節を感じてみませんか?
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